ごあいさつ

   明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、新たな年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。

   本市を襲った令和2年7月豪雨災害から3年6カ月が経過しました。災害前の日常を取り戻すため、本市一丸となり、早期の復興に向け全力で取り組んでいます。

   昨年は、多くの事業者の皆さまがなりわいの再建を果たされ、2月には被災した西瀬橋の新橋架け替えが完了し、被災された方々の恒久的な住まいの確保のため整備を進めていた相良町の災害公営住宅も11月末に完成するなど、復旧から復興、さらには未来に向けたまちづくりへと、新たなステージへの階段を一歩一歩着実に上り進めています。

   また、本市への企業進出に伴う協定等の締結や、人吉温泉まつりをはじめとした各種イベントの開催、同じ「幸福駅」という名称の駅があるというご縁から、くま川鉄道と台湾の鉄道会社との友好提携が図られるなど、多くの方々の交流が活発化してきたことは本当に喜ばしく、他の地域に負けないように、さまざまな取り組みを進めていきます。

   今年は復興のスピードをさらに加速させていくことはもちろんのこと、10年後、20年後の人吉の将来に希望が持てる未来に向けたまちづくりに果敢に挑戦していくとともに、ハード・ソフト両面で市全域の均衡ある発展に取り組むことで、市民の皆さま一人一人が幸せを実感できるまちの実現を目指し、皆さまと共に歩んでいく一年にしていきたいと考えています。

   今後とも市政に対する変わらぬご理解とご協力を賜ります様お願い申し上げます。

   結びに、新しい年が皆さまにとりまして明るく、希望に満ちた素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。